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ゼノブレイド2 感想

※この記事は「ゼノブレイド2」のネタバレを含みます。

 とりあえずストーリーを一通り終えたので感想を書きます。

大きくゲーム性とストーリーに分けてレビュー。

 

 

ゲーム性

戦闘

アーツの選択が1ボタンでできるようになったのが、シリーズ通して進化した部分の1つと感じた。

ドライバーコンボ、ブレイドコンボ、フュージョンコンボ、属性玉、チェインアタックなど覚えることが多いが、慣れると楽しいタイプのもの。

が、肝心の慣れるまでの誘導が雑。各要素のTIPSはストーリーを進めていく途中の戦闘で発生するが、1回きりで読み返すことができない。「よーし、ボス戦いくぞー」と抜刀ボタン連打して待ち構えたらTIPSが出てきて数ページ飛ばしてしまったということを一度やらかしてしまった。

ブレイドコンボ、属性玉、チェインアタックについて。
チェインアタックを継続するにはいろんな属性玉をつける必要がある。一方、一部の敵は厄介なデバフをかけてきて、それを封印するために特定の属性でブレイドコンボを決め続けたい、というどちらを取るか、間に合わない部分は各種デバフ抵抗の装備を整えるか、という戦略は個人的には面白かった。

仲間AIに対して、敵単体への集中攻撃命令はあるが、プレイヤーへの集合命令はない。このため落下の恐れがある足場や毒沼のある場所での戦闘が非常に辛い。

 

パーティ(仲間)

仲間のロールバランスについて。
・レックス:アタッカー+主人公特権いろいろ
・ニア:ヒーラー
・トラ:物理盾(ハナのデフォのロールの場合)
・メレフ:回避盾
・ジーク:アタッカー
これではジークが不憫。ジークの加入が、プレイヤーのパーティスタイルも固まってきたであろう後半のタイミングなのもあって、余計に使われない。
また、ニアをブレイドにすることもできるが、これも解禁が後半なことに加え、そもそも回復役ドライバーとして優秀すぎるためあまり使わず、ラスボスもドライバー起用で終わった。レックス、ニア、トラorメレフがド安定。
それもこれもレックスがチートすぎるのが悪い。

仲間のAIについて。
どうやらキャラによってブレイドコンボ優先かドライバーコンボ優先かが異なるらしく、ブレイドコンボを繋げたいのになかなか該当属性のブレイドに切り替えてくれなかったり、ブレイク無効な敵に対してブレイクアーツ出しまくったり。一応ドライバーコンボ対象アーツを外すとまた傾向が変わるらしい。
AIについては技術的ないろいろがあるだろうし、個人的には妥協。

 

ブレイド同調

ダイレクトで最初見た時、「あーガチャかー」と思った。実際ガチャだった。

これについては賛否両論だろうなと思った。個人的には良いとも悪いとも取れない要素。

ただ、同調のデモシーンは丸々カットできるようにしてほしかった。欲を言えば10連同調ができるように。だってコモンコアクリスタルとか売るほど手に入るんだもの。

 

傭兵団

ナ ナ コ オ リ。最終的に全てこのブレイドのために存在すると言っても良い。

ナナコオリ用のとあるクエストの回転率が良すぎる。そしていちいちクエスト完了の演出を見ることに。これもスキップできるようにしてほしかった。

 

TIGER!TIGER!

トラ用のブレイド「ハナ」を育成するためにプレイするミニゲーム

ミニゲーム自体は良いが、育成に必要なリソースに対してミニゲーム1回で得られるそれがしょっぱすぎる。

Nintendo Switchの携帯モードで、空いた時間でやってくれってことなんだろうけども。

 

マップ

本作最大の問題点。ゼノブレイド1のマップは良かったのに、なぜこんなことになった…

スティック押し込みでマップ表示を切り替えられるが、表示範囲が全然足りない。

スキップトラベルも不便に。Rスティックでフリーカーソル操作ができるが、これで僅かでもカーソルがスキップトラベルポイントからずれるとそれが選択できない模様。そもそもマップを開いてからスキップトラベルを選択可能になるまで若干読み込みのラグがある。

この辺はアップデートで随時改善されるとのことなので、期待しよう。

 

探索

監督がとあるインタビューで本作はGEZANゲーであると言っていた。その実態は、あるポイントに行くために降りれそうな高台を探して登るというもの。結局TOZANはする。

他、メインストーリーを進める上で、正規ルートが非常にわかりづらいものがあった。スペルビアにて廃工場へ向かう道中と、エルピス霊洞の終盤。

さらに、フィールドスキルを突破するには該当スキルを持つブレイドをエンゲージしている必要があり(同調して所持しているだけではダメ)、その場所になる度にいちいちブレイドを替えて突破しては普段のブレイドに戻してをすることに。
しかもメインストリー上で必須のフィールドスキルがある。下手したら詰むぞ?

 

ストーリー

感想というか考察というか。ゼノシリーズはゼノブレイドシリーズしか遊んだことがないので、話せるのもその範囲になります。

 

まずはざっとキャラクターの感想。

レックス

ド直球熱血主人公。決して他人に責任を求めない。しかし故に自分だけで抱えてしまう。それが終盤のある場面でレックスとプレイヤーの心を抉る。

スマブラに出たらアンカーショットはほぼ確実にワイヤー復帰技だね。

じっちゃん(セイリュウ

マスコット。

ホムラ

一応メインヒロイン。中盤辺りは若干空気気味。あとおっぱい。ドスケベボディ。

終盤はちゃんと活躍してくれた。

ヒカリ

所謂ツンデレヒロイン。途中ラッキースケベ+理不尽暴力展開あり。あとおっぱい。

一人二役(実質一人2.5役)を演じた下地紫野さんに拍手を。

ニア

メインヒロイン。異論は認めない。可愛い。好き。

ビャッコ

紳士。もふもふ。そして可愛い。

トラ

所謂俺ら。祖父の代から業が深い。CV野中藍。当然可愛い。

ハナ

人工ブレイド。CV久野美咲。可愛くないわけがない。大好き。ストーリーで泣いた場面は大抵この子が絡んでた。

メレフ

スペルビアのお偉いさん。女だけどイケメン。だけどメインストーリーから外れた途端にポンコツに。可愛い。

カグツチ

糸目お姉さん。開眼も1回だけするよ!メレフ同様、メイン以外はポンコツ化。

ジーク

亀ちゃん。こういう三枚目キャラは好き。ただし戦闘は前述の通り空気に。不憫。

サイカ

可愛い。ある場面からメガネが透けて瞳がしっかり描写されるようになる(立ち絵イラスト含めて)。残念ながらジークが戦闘で空気だった影響でこの子も当然…

 

シン

悲しき男。レックスを通じて長年抱えていた悩みの答えがわかり、きっちり活躍して最期を迎えた。

メツ

ラスボス。モナドじゃねーか!破壊行動は本能であるとのことだが、メツ本人もそれを自覚し、悩んでいた模様。

ヨシツネ

チェインアタックのチュートリアル役。

ベンケイ

イーラの紅一点。あっけない最期を遂げる。

サタヒコ

チャラ男、と見せかけ、最期にイケメン的活躍。

 

 

以下、ストーリーの垣根に関わるもののメモ書き的なやつ。

アデル

天の聖杯「ヒカリ」のドライバー。聖杯大戦でメツを退けた後、ヒカリをホムラとして封印。真のドライバーが現れることを祈り、後世に託した。

第三の剣

レックスが手にしたが、朽ち果てていた?

後述するロゴス、プネウマ、ウーシアのうち、ウーシアに相当する剣で、ウーシアは異次元に行ってしまったからだろうか?

ラウラ

シンのドライバー。戦争に巻き込まれ瀕死のところを、自分の心臓をシンに取り込まれ、シンがマンイーターとして生きながらえることで、シンに自分のことを忘れられるのを防がれた。

その後コールドスリープのような状態で保管されてたが、理由がよくわからないままサタヒコと共に爆散。

マルベーニ

アーケディア法王にして、天の聖杯「メツ」のドライバー。過去に野盗?に襲われ、母親を殺された。その時による人間への憎悪が、メツの思想に影響を与えた。神(クラウス)の意思を自分の都合の良いように捉え、イーラとレックス達を妨害するも阻止され死ぬ。

マルベーニ周りの時系列は一度整理しておきたい。

クラウス

ゼノブレイド1およびゼノブレイド2の全ての元凶。

実験をしたことで世界が滅び、その半身はザンザとなってゼノブレイド1の世界へ。

滅んだ世界をアルストに創り直し、自分のような愚か者が生まれないように願ったが、アルストで生まれた人間も結局本質は変わらず。なるがままの運命を受け入れ、マルベーニが天の聖杯を持ち去ろうが、メツが大暴れしようがスルー。

その後、イレギュラー要因のレックスと出会い、希望を見出す。

悟りを開いたクラウスと、自分の世界でイキリまくるザンザ、どこで差がついたのか…

ロゴス、プネウマ、ウーシア

 クラウスの実験の制御をするパーツ。後にロゴスがメツ、プネウマがホムラ(ヒカリ)になる。ウーシアは実験に巻き込まれ異次元へ。おそらく後のアルヴィースである。

 
よくわかんないこと

アデル、ラウラ、レックスの両親辺りがよくわからず終わった。DLCで掘り下げがあるだろうか。

 
不満点

・ゲームの戦闘では倒したのに、その後のムービーで負けてる展開になってるものがあるのはどうなのかなあ。そういうのは全部体力一定量削ったらでいいと思うんだが。

・ワダツミで仲間守って自分は爆死するネフェル(その後ニアに蘇生される)。いやお前もワダツミのバリアに入れば良かったじゃん。本ストーリー最大のガバガバ展開だと思う。

 

 

 

総合

ストーリーは良いものだった。システムは不満点があるが、それを上回るワクワク感がある。

 語彙力ないけど、とりあえず超楽しい!

 

反省点

クラウスのようなゼノ的設定にばかり期待していて、キャラ達の感情の描写にあまり注目することができなかった。イベントムービーはいつでも見返せるので、じっくり見ていきたい。