「星のカービィ スターアライズ」感想
※「星のカービィ スターアライズ」のネタバレの記事です
先が気になってどんどんプレイしてたらあっという間に100%に。
ボリュームは、近年に比べるとやや控えめかも?
そこは複数人プレイを想定した調整なのだろう。
初めてのHDカービィというのもあるだろう。
恒例の真ラスボスは、スープレックス+カワサキ3人編成でごり押し。
カワサキは完全に投げるもの&回復要因。これのおかげでクリアだけなら過去作に比べかなり簡単。
しかし納得いかなかったので、この後バイオスパーク+回復持ちなしフレンズ編成で正々堂々とクリアしました。次の目標はソロか…
以下、熊崎カービィ特有の考察要素。
魔神官「ハイネス」
CV千葉繁。
神を復活させようとしたが失敗してジャマハートが飛び散って今回の騒動に。
最終的に再び集まったが、欠けていたため三魔官と自らを生贄に。
戦う前の高速長文はいろいろと裏設定が見られる。
おぞましい悪夢を退けた力を崇拝する魔力の一族だが、科学の一族から邪道だと追放される。悪夢とはナイトメアのことだろうか?そしてこの両一族とは一体?ハルカンドラの人々と噂されているが…
以下、件のセリフの全文を読みやすくしたもの。
銀河の果てに追いやられた魔力を司る我ら一族の悲願!お前なぞにこの積年の思いの尊さがわかるのか?いやわかるはずがない断じてないないないない!
かつて友であったヤツらは我ら一族のチカラに恐れたのか、一族を皆尽く封印し銀河の果てへと追いやった!それでも飽き足らずかこの歴史からその存在さえ一片も残さず消し去ろうとしたぁ!
我らの魔力があってこそ、ヤツらの科学と融和することでなし得た偉大な繁栄!銀河の危機とも呼べるあのおぞましい悪夢を退けた我々に対しあまりの仕打ち!これは誤解などでは決してないない!
我を狂っているなどと言ったヤツらよ聞こえているか!銀河の最果てへと我らを置き去りにして旅立ち今も恐らくどこかで呑気に暮らしておるオマエらにもはや未来などない
闇の物質を祀る我が一族の復権は近い
皆が偽りと決めつけおった伝説の書の通りについに我らはカミのおられる器を手に入れたのだ
目覚めさせしものに染まり慈悲をくださるというそのカミの器は今満たされつつある
ついに偉大なるカミが誕生するときが来たのだあ誕生するぞう誕生するぞう誕生するぞお〜はっぴぃーばーすで〜い!新たなる歴史よぉ時代よぉ〜!はっぴぃーばーすで〜い
偉大なる、カミよおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!
黄泉返る極蝶「バルフレイナイト」
ギャラクティックナイト+シリーズに実はよく出てくる蝶=メタナイトの没デザイン。
初見時の感想「またお前か…誰だお前!?」
プレイヤーが思いもよらない要素からキャラクターを創り出したな、という感じ。
問題の蝶は、少なくともWii以降のOPかEDに必ず出てくるものだった。これにすら意味があったのか…
もう誰かこのガラクタの暴走なんとかしろよ。
破神「エンデ・ニル」
ラスボス。BGMは熱いというよりは荘厳。
身体のデザインはカービィシリーズではあまり見ないタイプ。
ビーム攻撃ではマスタークラウンのようなものを出現させているが…
心臓第1形態はスマブラforのマスターフォートレスのコアっぽく見える。これは多分気のせい。
心臓第2形態、もとい…
魂沌「ソウル オブ ニル」
出現時のシルエットが真っ白。完全にゼロを意識している。
名前のニル = nil = 無 = ゼロ、説明文にある「暗黒」「物質」からしてお察し。
さらに、カービィの顔のような姿、ダークマターのような姿をとる。ゼロツーの最初のような顔にもなる。
また、説明文で確認できる設定は、
・あらゆる存在になりうる
・4人の英雄がニルの始祖を4本の心の槍で封印
とのこと。カービィで4人と聞くと、鑑の大迷宮やWiiを思い浮かべるが、これはハルカンドラであることを踏まえて考えると、4人の英雄が転生したのが後のランディアだろうか。4本の心の槍は謎。
他にダークマターっぽい要素として、ステージの床がファイナルスターのそれっぽい。
そして、これまでのソウルよろしくシューターカッターを繰り出してくる。
水中になったかと思いきやビームを発射して水中にいる者は全員アウトに。見事に喰らいました。
正直もう一戦ありそうな雰囲気を残して終わってるので、アップデートで何かしらあるのではないだろうかと考えている。
また、設定に直接関わらないものであろうものだが書いておきたいことがある。
エンデ・ニルの英語版の名称は「Void Termina」(ソウル オブ ニルは「Void Soul」)
Void(英語)は「空虚」、Termina(スペイン語)は「終わり」である。
Terminaは「テルミナ」と読む。一方、この単語を由来としたであろうものが、「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」の世界「タルミナ」だ。
そしてニル(巨人体)の顔の形、どことなくムジュラの仮面の形状に似ていないだろうか?
同じ任天堂として、デザインのヒントにした可能性はある。
また余談だが、中国語版の名称は「終焉・虚無」である。
ジャマハートについて
なぜジャマハートが欠けてしまったのか?
OPでカービィにハートを思わしきものが入ったが、カービィ自身に特に悪影響はなかった。
ジャマハートはそもそも善のフレンズハートとセットで構成されていて、砕け散ったときにたまたまカービィにフレンズハートが降ってきた?
ニルにフレンズハートを当てるとダメージを与えられることから、この時のニルは、悪方向に働いた生物や生贄になった4人の影響を受けて、善であるカービィを敵とみなしていた?
砕ける前の大型のハートが禍々しく、発売前のダイレクト等でもこれをジャマハートと呼んでいたように見えたので、フレンズハートの出処はよくわからない。他に情報あったりしますでしょうか?
ハルカンドラ製アイテムについて
ハルカンドラには魔力派と科学派がいたということがわかり、これまで出てきたハルカンドラ製とされるアイテムをそれぞれに分類してみた。ほぼ直感。
- スターロッド、夢の泉…魔力派製
ハイネスの言っていた「おぞましい悪夢を退けた」がナイトメアのことを指しているのならば、恐らく魔力派が作ったもの。
- ギャラクティック・ノヴァ…科学派製(or魔力派との合作?)
キカイじかけの星(マホロア談)、ロボボプラネットの内容がとても科学科学している、よって科学派製。
と言いたいが、「銀河にねがいを」でノヴァを起動するには夢の泉の力が必要であることから、魔力派も製作に関わっていたのだろうか。
- ローア…合作?
船内はマホロアがいろいろ機械で操作していたことが確認できる。
一方で、使用者の精神が反映される。
移動手段+ラスボスの前座ということもあって情報が少ない。
ロボボでギャラクティックナイトが使った攻撃で稀に登場してくるが…
- マスタークラウン…魔力派製
エンデ・ニルのビーム攻撃にも登場。科学由来の力はあまり見られない。
純粋な魔力派製ではないだろうか。
他、いろいろ思いついたら追記予定。