メトロイドドレッド、オモロイド
「メトロイド ドレッド」の感想記事(ネタバレつき)です。
ひとまずエンディングまでプレイしました。
探索ゲームとして
メトロイドシリーズとして安定の面白さがそこにある。
新しい能力獲得→あそこ行けるようになったじゃん、一旦戻ろう
の繰り返しでやめ時が見つからない。
序盤はやや一本道気味に感じるが、モーフボール、ボム、スピードブースターを獲得した辺りからいよいよ探索の本番、メトロイドシリーズの顔を見せてくる。
そう、モーフボールが序盤に入手できる能力ではないんです。
中盤以降ガッツリ探索してる感を得られます。
「ストーリー進めるにはあの辺りに行くべきだが、進むためにはあの能力が足りない。でもそれ何処にある?」ってなりました。そして半分寄り道のつもりで行った場所で発見。カタルシス。
案内役のアダムは必要最低限の情報しか話さないけど、序盤にモーフボールを出さないことであえて行動範囲に制限を設けることで自然と迷いにくくなってるのではないかなと思い、初心者でも安心できると思います。
一方…
アクションゲームとして
ボスの被ダメ量がえげつない。
一発で1タンク近く減るのは当たり前、場合によっては2タンクくらい減ってるように感じるものも。
攻撃自体は覚えれば結構避けやすいので、覚えゲーの面が非常に強い。
死んでもボス戦直前から再開できるのでこの辺は優しい。
初心者の鬼門になると思うのは、恐らくロボット鳥人兵士×2。
1体でもかなりきつい相手なのがいきなり2体同時に出てきたときの絶望感。
とにかく動き回れ。
これくらいの難易度がMercury Steamの標準なのか。
E.M.M.I.は、いざ終わってみるとそんなにプッシュするほどの要素には感じなかった…
目押しが得意なら捕まってもあっさり逃げることができる。
ストーリー
フュージョンでメトロイドのDNAを取り込んだ弊害。これに尽きる。
ラスボスである鳥人族のマオキン族、レイヴンビークがサムスからメトロイドDNAを採取するために惑星ZDRに誘き寄せ襲うが、サムスの体内のメトロイドDNAを覚醒させてマジモンの銀河最強の戦士にしてからの方がよくね?と思ったのか見逃す。
このことをソウハ族の生き残り(利用のために生かされた)に教えてもらい、サムスは因縁を終わらせることを決意。ここでソウハのおじいちゃん殺される。
とある施設内にXおるやん!いろいろあって施設開放して惑星中Xだらけに。アダム曰くこれもレイヴンビークの計画の内らしい。
なんやかんやあって本当にメトロイドDNAが覚醒し、再び対峙。レイヴンビークでも予想外のDNA暴走が起きてサムスが勝利。
サムスのスーツが完全にメトロイド化、なんでもエネルギーを吸収できるように。例によって惑星の爆発が迫る中、このままだと帰還用のスターシップのエネルギーまで吸収しちゃう、どうしようってときにソウハおじいちゃん(X寄生)が登場、サムスがXを吸収してスーツが元に戻り、無事帰還。
なんでサムスのメトロイド化をX吸収で抑え込むことができたのかとか、いろいろ考察の余地があります。
個人的に一番熱いと思ったのは、サムスがメトロイド化したことでシリーズタイトルであるメトロイドが正真正銘サムスのことを指すことができるようになったことです。
総評
シリーズファン向け…待ちわびたシリーズ新作、思い切り楽しめ
初心者向け…開発、さすがにイージーモード用意した方がいいのでは?