シンデレラガールズの世代交代
デレマス10thファイナル公演、すごかったですね。
ライブ自体の感想はぐちゃぐちゃなので割愛して、本題はタイトルの通りです。
10年もやってきたこの大きなコンテンツ、浮き出てくる大きな課題のひとつが「老い」です。
二次元のアイドルは年を取らないですが、現実の声優さんはしっかり年を取ります。
キャリアを重ねてきた声優さんは仕事が増えスケジュール確保が難しくなりますし、そもそも加齢に伴う体力の低下でライブの出演自体が難しくなっていきます。
当然、そうなるとずっと同じメンバーで、少なくともライブという興行を続けるのが厳しくなっていきます。
現に765PRO ALLSTARSのライブが不定期になっています。
そこで僕の考察です。
デレマスの運営は声優陣の世代交代を狙っているのではないか?と
765PROは現実もゲームもメンバーは基本的に同じで、増えることはありません。最近だとスタマスなどで新キャラが登場していますが、それでも主軸はあくまであの13人です。
一方デレマスには、まだボイスのないアイドルに新規に声優がつくという文化があります。
そして、デレマスが擁するアイドルは全部で190人。圧倒的物量。
これを踏まえた上で、今回のライブで発表された内容を見てみましょう。
まず10周年記念アニメ。
現時点でボイスのないアイドルが登場していることが確認できます。
そしてかの有名な蒸機公演を思わせる内容もあり、この公演でメインを張るアイドルの中にもボイスのない子がいます。
実際にどういった内容になるのかはわかりませんが、ボイスなしをそのままでやるには難しそうに感じます。
続いて、U149のTVアニメ化。
例えば、この作品の主要キャラクターの一人である古賀小春はまだボイスはなく、しかしアニメ化されるとなればボイスがつくのはほぼ確実とされています。
その他にも何人か同様に候補が挙がります。
最後に、新しい総選挙「Stage for Cinderella」。
sfcinderella2022.idolmaster-official.jp
グループごとに分かれ、それぞれの上位5名に楽曲が制作されると記載されています。
当然、ボイスがなければ新規に声優がつきます。
これが4グループあるので20名。
これまでと比べてボイスがつくチャンスが増えました。
ここまでを見て考えた結論は、
積極的に新規の声優を増やすことで、興行的な世代交代を狙っている
ということです。
10周年という節目を迎えて、本格的にこの方向に舵を切り始めたのではないでしょうか。
ライブは新しい風を取り入れ、本業であるゲームの収録はライブより体力的負担は少ないのでこれまでの声優さんも続けやすい。
これが運営が考えているビジョンであると僕は考えます。